【きょうの健康】肩こり・肩の痛みを解消!「五十肩と腱(けん)板断裂」

健康
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前回の続きでNHKの「きょうの健康」で

肩関節が原因で痛みが生じる「五十肩と

腱板断裂」についての放送がありました。

 

五十肩や腱板断裂はスポーツ選手に

多いとされていますが、実際は一般の

方でも多くなっています。

 

特に、年齢が上がるとともに発症して

しまう確率も上がっていくそうです。

 

それではなってしまった場合はどのような

対処をすれば良いのでしょうか?

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【きょうの健康】肩こり・肩の痛みを解消!「五十肩と腱(けん)板断裂」

五十肩」や「腱板断裂」は肩に異常があり、痛みがあったり、

腕が上がらなくなる症状になるそうです。

 

一概に、同じような症状でも原因は各自異なる場合があるので、

病気を悪化させないためにも、病気について正しく理解する

ことが大切だそうです。

 

五十肩は30代から60代で発症することがあり、特に名前の

とおり50代がピークとなっています。

 

症状は、「肩から腕の痛み」「衣服を着たり脱いだりできない

背中がかけない」「髪を結べない」などの運動制限が

おこり日常生活にも支障をきたすようになるそうです。

 

それでは何故、五十肩になってしまうのでしょうか?

まず、肩関節の上には「滑液包」と肩関節の周りに

関節包」という液体が入った袋のようなものがある

そうです。

 

上記の2つの包は、潤滑油のようなもので、骨どうしが

スムースに動くことを助けてくれるのですが、多くの

五十肩はこの「滑液包」や「関節包」に炎症がおこることで

腕が上がらなくなったり、痛みが出たりすることになる

みたいです。

 

ただ何故五十肩になるのかは、はっきり特定することは

難しいらしいのですが、打撲ひねり軽いけが

加齢による周辺の老化などがあるそうです。

 

(発症例)

洗濯物を干したりするときに痛みが発症して、その後も

痛みが1ヵ月も持続したり、肩の動きも悪くなったので、

病院でレントゲンを撮ったところ、五十肩と判明しました。

 

(痛みが2~3日で解消される場合は五十肩の可能性は低い)

(五十肩になった場合の経緯)

五十肩を発症すると、最初の3か月は「激痛」で夜も眠れなくなる

場合があるそうです(急性期)

 

その後、1年位までには炎症が多少治まってきて「やや痛みが軽減

するそうです(拘縮期)。

 

1年以降は、炎症も治ってきて痛みも「ほぼ収まる」とのことです(回復期)。

治療方法は急性期では、炎症がひどいため運動などは控えて

非ステロイド性抗炎症薬(のみ薬、貼り薬)などを使った「薬物療法」が

一般的だということです。

 

拘縮期では、炎症が弱まってきているので、「薬物療法」と「運動療法」を

一緒に行います。

 

回復期では、ほとんど炎症も治まっているので、「運動療法」のみを

行うそうです。

 

五十肩は自然に治る場合も多いのですが、長引くと1年半以上

治らないこともあり、最悪の場合、痛みがなくなっても肩の動きが悪く

なることもまれにあるので、適切な時期に適切な治療を行うことが

大切だそうです。

 

ちなみに適切な治療を行うと、3か月から6か月で治ることもある

そうです。

 

五十肩を自分の判断で決めることは危険で、「五十肩」だと思って

いたら、実際は「腱板断裂」だったということもあるので、痛みが

ひどい時は医師の診断を受ける方がよさそうです。

 

次に「腱板断裂」の症状ですが、「肩が上がらない」「動かすと痛い

夜眠れないほど痛む」などがあるそうです。

 

腱板とは肩と腕をつないでいる腱で、4本あるそうです。

 

その腱が完全に切れてしまう「完全断裂」や、一部切れてしまう

「不完全断裂」があり、「不完全断裂」の方が、五十肩の症状に

似ているそうです。

 

五十肩との違いは、腱板断裂の場合は健康な腕で痛めている腕を

サポートして持ち上げることができるそうです。

 

「腱板断裂」になりやすい人は、「手を上げるスポーツ(野球、テニス)」

仕事で重い荷物を持っている」「外傷」「たばこを吸っている

年齢と共に増加」とのことです。

 

驚いたのはタバコが原因になるとのことですが、ニコチン、タールの

影響で、筋肉や腱が損傷しやすくなるそうです。

 

ちなみに80代では3割の人が、腱板断裂を起こしているとのデータが

あるみたいです。

 

「腱板断裂」の治療法も、五十肩と同じように、まずは「薬物療法」から

始めます。

 

その後、「運動療法」で、同じ肩の断裂していない腱板の筋力を

鍛えることで、悪い部分を補い上がらなかった肩が上がるように

なることもあるそうです。

 

それでも、治らない場合は「手術療法」を検討することに

なるそうです。

 

手術方法としては「直視下手術」と「関節鏡下手術」があり、

「直視下手術」では手術時間が短かったり、腱を強固に

固定できたり、リハビリも早く始めることができるなどの

利点があります。

 

次の「関節鏡下手術」の場合は、切開が小さい感染の

リスクが少ないなどの、メリットがあるそうです。

 

手術後のケアは、再断裂に注意しながら、運動療法を行う

ことが必要で、再発を防ぐためにも定期的な医師の診断が

必要になるそうです。

 

通常、4~6ヵ月でほぼ回復することができ、自分で腕を

上げたり、軽い荷物を上げることができるようになるそうです。

ただ、私の知り合いに80歳を超えたおばあさんがいるのですが、

仕事中に力を入れたとたんに、左腕が上に上がらなくなりました。

大学病院に行って「腱板断裂」と診断されたそうですが、

手術を勧められることはなかったそうです。

 

ご高齢なのが原因かもしれませんが、とても不自由だと

話していました。

 

その場合は、いくつかの他の病院の意見も聞いてみるほうが

よいかもしれないと思いました。

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