「イッテQシャッフル3時間SP」で
女芸人登山部が台湾の名峰・
南湖北山登山に挑戦するそうです。
南湖北山は日本人にはあまり知られて
いない山ですが、台湾の登山家に
とっては有名な山だそうです。
今回、登山に行ったメンバーや
結果はどうなるのでしょうか?
調べてみました。
【イッテQ】女芸人登山部・南湖北山に挑戦!メンバーは?
今回、女芸人登山部第2弾で臨む山は台湾にある名峰
南湖北山(なんこほくざん)(3536m)です。
第1弾では、登山の経験値をかなり積んでいるイモトアヤコが
船頭して登ることが出来ましたが、今回の南湖北山登山には
イモトは参加していないようです。
(南湖北山登山で発表されているメンバー)
隊長: いとうあさこ
副隊長: 大島美幸
隊員: 黒沢かずこ
隊員: 椿鬼奴
隊員: 川村エミコ
隊員: バービー
隊員: オカリナ
以上7名です。
(第1弾の5名よりもメンバーが増えています)
第1弾のキナバル登山では、黒沢かずこと川村エミコがリタイヤしている
こともあり、今回の第2弾南湖北山登山では全員登頂を目指してますが、
結果はどうなるでしょうか?
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【イッテQ】女芸人登山部・南湖北山に挑戦!結果は?
第2弾でイモトアヤコ不在の女芸人登山部を引っ張っていくのは
いとうあさこ隊長ですが、今回の登山がより大変になっていると
思われるのはメンバーの人数が増えていることです。
イッテQシャッフルには「他人の痛みを知る」という企画
みたいです。
いとうあさこはイモトの大変さ以上のものを体験することに
なるのではないでしょうか?
なぜなら前回よりも、隊長のペース配分能力や、判断能力が
より重要になってくると思います。
登山はメンバーが増えれば増えるほど、隊長を悪くする人が出る
可能性も高くなります(そのようなこともあり、私が登山に行くときは
お互いの能力が分かっている少人数で行きます)。
特に3000m級の山を登る場合は、高山病などのリスクや体力が
もたずにリタイヤする人も出てくるかもしれません。
本番出発前に準備も行うと思いますが、とにかくペースには気を付けて
ゆっくりと歩けるかが成功のカギになるのではないかと思います。
あまり時間を考えすぎて急いで歩くと、逆に体力の消耗も激しく、
怪我のリスクも高くなります。
結果、登山に要する時間が長くなる場合が多いです。
今回の登山の見どころは、経験の少ないメンバーがどのように
協力していくのか?ではないでしょうか?
結果は分かり次第お伝えさせていただきます。
追記
今回、南湖北山山頂への道のりは片道20㎞あります。
頂上までの道のりは平坦ではなく、道中はいくつもの山が
連なっているため、アップダウンの連続になります。
しかしながら、山自体の難易度から言えば全員登頂も夢では
ないらしいです。
メンバーのほとんどが心配する中、鬼奴だけが余裕の表情を見せています。
理由は20年前に富士山に登ったことがあり、それが自信につながっている
そうです。
さて、実際は皆揃って登ることができるのでしょうか?
4月13日いよいよ出発の日になりました。
隊長のいとうあさこから、今回目標にしている3つのミッションについての
説明がメンバーにありました。
1.全員登頂
2.山頂でカレンダー撮影
3.山頂で皆で大合唱で昴を歌う
今回の南湖北山登山に同行サポートする精鋭部隊は
国際山岳ガイドの角谷道弘、中島健郎、三戸呂拓也などを
筆頭にポーターを含め総勢40名になります。
これは南湖北山登山ためにこれほどの大編成を組むのは
前代未聞とのことでした。
角谷さんの気持ちは山登りを好きでない人たちを連れて
いくことが、かなりのプレッシャーになっているようです。
初日は登山口から標高2590m附近にある山小屋を目指します。
山小屋で仮眠をとり、夜10時から再出発して計画通りにいけば
頂上でご来光を見ることができるそうです。
登山口から山小屋までの距離は13㎞にもなり標高差も660mあるので、
登山経験者が登っても6時間はかかるそうです。
登山初心者にとっては考えられなほど、過酷な山行になるのは
間違いないです。
メンバーは午前8時45分に登山口(標高1930m)を出発しました。
最初は舗装された道を歩いていきます。
案の定メンバーの歩くペースにばらつきが出てきました。
列の先頭は黒沢で、体力を無駄に使った歩きをしています。
最後尾は鬼奴で、もうすでにバテテいるように見えます。
案の定、黒沢はわずか5分で歩くスピードが下がってしまいます。
標高2000m付近からは、土がむき出しの急斜面になってきました。
道幅も狭く、道もとても滑りやすくなっています。
足元は木の根が張っていたり、岩も出ているので危険もあります。
皆がバテテきたとき、ムードメーカーのバービーが半部お尻を出して
前を歩きだしました。
それを見たメンバーにも笑いが起こり、元気を取り戻しました。
出発から4時間で、8㎞進み山小屋まで4.9㎞のところまでやってきました。
ここからはさらに急斜面になってきます。
想像通り、体力の消耗が激しくなってきました。
遅い人にペースを合わせていると、全員がたどり着けない可能性が
出てきたため、角谷さんが機転をきかし、メンバーを速い隊と遅い隊に
分けることにしました。
まず、先行隊は隊長のあさこ、オカリナ、バービーになりました。
先行隊はペース良く登ることができたため、午後6時30分に山小屋
雲稜山荘に到着することができました。
先行隊は午後7時からテントの設営に入り、夕食のカレーを作り
始めました。
そのころ後発隊の4人は苦しい思いをしながら歩いていました。
皆は雨による濡れた斜面に悪戦苦闘しています。
大島は膝が痛く泣いています。
転ぶ人も出てきて、そろそろ限界に見えます。
後発隊は2.5㎞を3時間で登り、夜8時に山小屋に到着しました。
夜9時に皆が集まって、カレーを食べました。
体調を悪くするメンバーもいたため、夜10の出発はとりやめ、
休息をしっかりとることになりました。
それと、決めなくてはならないのは、メンバー全員で登るのか
どうか?でした。
しかし、メンバーは全員登頂することを決めました。
夜11時に消灯になりましたが、鬼奴が歌い始めます。
皆からのブーイングがあったにもかかわらず、鬼奴は
歌い続けました。
翌日は山小屋から、南湖北山山頂まで7㎞の道のり、
標高差946mを片道6時間を目標に進みます。
朝5時に起床し、バービーは昨日からの動悸があることもあり、
どうなるのかわからない登山になりそうです。
しかし、バービーは出発してすぐに角谷さんから下山するように
アドバイスされ、それに従うことにしました。
全員登頂が出来なくなった今、この場で「昴」を歌うことになりました。
残念がるバービーをあとに、30分後にメンバーは標高2600m地点を
歩いていました。
ムードメーカーを失ったメンバーたちの士気は薄れ、疲れも出ている
せいで、歩くペースはとても遅くなっています。
このままで、登頂できるのでしょうか?
もう帰りたいという人も出てきました。
そこで、皆に声をかけたのは川村の「(皆で)行きましょう」
でした。
しかし、大島と黒沢の体力と膝は限界にきていました。
2人は角谷さんから下りるように言われ下山しました。
残った4人のメンバーはさらに急な斜面を登って行きます。
標高2900mまでくると息も苦しくなってきました。
そしてついに3000mを越えて目指す山頂が見えてきました。
しかし、登山はここからが大変です。近くに見える頂上も実はまだまだ
遠く、山頂にたどり着くまでにはこれからが本番なのです。
ここから山頂までの距離は4㎞で、標高差は500mあります。
この時点で、角谷さんから残念な報告がありました。
それは頂上までの予定到着時刻を大幅に遅れてしまったため、
登頂は難しいとのことでした。
もし行くにしても、4人全員ではなく一番早く歩くことが出来る
1人だけが可能性があるというのです。
ここで角谷さんから出された提案は
1.ここで登頂断念
2.あさこ1人で南湖北山
3.1番近い(歩いて5分)の山頂を目指す
でした。
結局選ばれたのは、5分で到着する台湾100名山の1つ
審馬陣山(標高3141m)でした。
この山の名前を現地ガイドに読んでもらうと「スンマーセン」でした。
目的地は変更しますが、4人で登頂できました。
山頂からは何も見えませんでした(木が生い茂っていました)。
角谷さんは、想像以上に頑張ったメンバーを誉めていました。
その後は、急いで下山です。午後4時には山小屋に到着しました。
山小屋で待っていた大島と黒沢は、思った以上に早く戻って
きたことにびっくりしていました。
不思議がる2人に山を変えたことを伝えると、祝福してくれました。
全員が無事に山小屋まで到着しました。
翌日4月15日最終日はいよいよ下山です。
この日の目的地は660m下に通っている国道7号線です。
しかし、距離は13㎞もありコースタイムは9時間にもなります。
午前6時30分に山小屋を出発します。
コースはアップダウンの連続で、途中ロープが張っている
場所もあります。
道はとても険しく、中島健郎が川村を背負って歩きました。
小屋を出発して9時間をすぎて歩いていると、水着姿のバービーが
現れました。
ハイレグがかなり強烈でした。でも元気になったみたいで良かった
ですね。
そしてやっと全員で揃って国道に到着しました。
最初の目標は何一つ達成できませんでしたが、
メンバー全員には大切な仲間意識が芽生えたようです。
無事に戻ることもできましたし、皆がそれぞれの達成感も
あることを考えると、今回の登山は成功だったのではないでしょうか?
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