ハードロック工業の緩まないナットが
度々注目されています。
緩まないなんてことが、ありえるのでしょうか?
緩まないナットということは、外すことが出来ない
ということなのでしょうか?
気になったので調べてみました。
【ハードロック工業】緩まないネジ何故?
ハードロック工業は大阪の会社ですが、1974年に創業した年に開発した
緩まないナット「ハードロックナット」のクオリティが評価され、阪神電鉄の
レールの固定に使用されたことで、多くの企業で採用され始めたそうです。
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では、ハードロックナットの緩まないネジは一体、どのような構造になっている
のでしょうか?
ハードロック工業の説明によると、緩まないネジのアイディアは意外にも
新しいものではなく、昔から大工が家を建てる時に、組み合わせた木材を
しっかりと固定するためのクサビ(木材の接合部の隙間に入れるV字形の木などで
つくられたもの)を打ち込むことで、緩みを防止するというものをネジづくりに応用
したものです。
簡単に思えることですが、実際にはそのアイディアを別のものに転用できることは
ある意味天才だと思いますが。
それでは「ハードロックナット」はどのような構造になっているのでしょうか?
ハードロック工業のホームページに図があったので、ご覧下さい。
図を見ると、2つのペアのナットがあって、1つ目のナットはネジを切ってある部分が
正円になっていますが、2つめのネジのセンターが(楕円のように)少しずれていて、
締めていくとずれている部分がクサビの役目をして、しっかりと締まるということらしいです。
図で見ると何となく想像できますね。でも、たったこれだけ?と思ってはいけません。
これがすごいのです。
【ハードロック工業】外し方は?
それでは、今度は締めたナットをどのように緩めて外すのでしょうか?一度つけたら絶対に
外れないと「スッポン」のような頑固さでは困ります。
きっと、何か外す方法があると信じて調べてみました。
やっぱりありました!ハードロック工業の説明によると、締めたナットを外す場合は、
まずはナットに潤滑油を塗布して凹ナット、凸ナットの順番に緩めればいいそうです。
(上の図で言うと②、①の順番ですね)決して同時には外さないようにとのことです。
この最強ナットは、これからも広く色々な場所で使用されることと思います。
日本のモノづくりの力はすごいですね。
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