【槍ヶ岳・穂高連峰】縦走!ルートは?難易度は?

登山
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槍ヶ岳・穂高連峰縦走の計画が

あるのですが、まだ達成できて

いません。

 

長距離の山行になるため、長い

休暇が取れる夏休みに計画の

実行を試みましたが、悪天候や

他の予定が入ったりで行けません

でした。

 

今回は、ルートや難易度について

調べてみました。

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【槍ヶ岳・穂高連峰】縦走!

槍ヶ岳・穂高連峰縦走は、登山をする人であれば一度は

チャレンジしてみたいと思うのではないでしょうか?

 

私もその一人ですが、平均的に縦走を行うのに4日間は

必要だと思うので、まとまった天候の良い日を選んだりしていると

なかなか実行できないでいます。

 

実際に、2015年の夏休みも穂高縦走を計画していましたが、

縦走開始予定日から大キレットを越えるまで、悪天候が予想される

天気図だったため諦めるしかありませんでした(その代わりに

筑波山登山に行ってきました)。

 

2016年も槍ヶ岳・穂高連峰縦走に行けなかったので、

2017年こそはと思っています。

 

実際に、私たちが行く予定のルートなどをお伝えします。

 

(登山に行く前にはマップやコンパス、その他の必須な

登山用具が安全な山行には不可欠です。

好日山荘《公式通販》 ではセールを行っています。)

 

【槍ヶ岳・穂高連峰】縦走!ルートは?

槍ヶ岳・穂高連峰縦走は、一般的に上高地から始まります。

 

上高地は、とてものんびりできる場所で、たくさんの人々が周辺を

散策しているので、いつも賑わっています。

 

山や植物の景色もとてもきれいなので、登山までは難しいと思う人も、

ぜひ一度は行ってみる価値のある場所だと思います。

 

上高地から東に進み、途中から回り込むように北上して

槍ヶ岳に向かいます。

 

槍ヶ岳からは南下して穂高連峰を通り、再び上高地に戻る

ルートになります。

 

登山ルート

1日目: 上高地~横尾~槍沢ロッジ

2日目: 槍沢ロッジ~槍ヶ岳~南岳~南岳小屋

3日目: 南岳小屋~北穂高岳~涸沢岳~穂高岳山荘

4日目: 穂高岳山荘~奥穂高岳~前穂高岳~岳沢小屋~上高地

 

上高地~横尾~槍沢ロッジ

1日目の上高地から槍沢ロッジまでの道はほとんど平らな道

なので、初日はウォーミングアップといった感じになりそうです。

 

ここまでは難しい箇所はないと思いますので、

初心者の方も、景色を楽しみながら行くことができると思います。

 

コースタイムは4時間50分程になります。

 

実際に私も2012年の6月に奥穂登山のため上高地から出発

したことがあります。

 

透明で澄んだ梓川の流れを見ながら、歩を進めました。

 

槍ヶ岳方面ではなかったので、横尾大橋を渡って本谷橋方面に

向かったので、私たちにとって横尾からは未知の領域になります。

 

横尾までは特に難しいことはありません。

 

槍沢ロッジの横にあるヘリポートからは、槍ヶ岳が見えるらしいので、

モチベーションも上がりそうです。

 

健脚の登山者で、日程を短くしたい場合は1日目から槍ヶ岳頂上直下に

ある槍ヶ岳山荘まで行くみたいですね。

 

私も最初の想像では、槍ヶ岳山荘までを考えていましたが、

コースタイムが約10時間30分位になりそうなのと、急に高度を上げた

場合の高山病も心配なので、実際は槍沢ロッジで1泊する方向で

考えています。

 

槍沢ロッジ~槍ヶ岳~南岳~南岳小屋

2日目は槍沢ロッジから出発して、いよいよ槍ヶ岳に向かいます。

 

ここからは、いよいよ登りになります。

 

水俣乗越分岐から左へほとんど直角に曲がり、歩き続けると

そのうちに槍ヶ岳の穂先が見えてくるそうです。

 

ヒュッテ大槍殺生ヒュッテを通り越していくと、

次にあるのが槍ヶ岳山荘です。

 

槍ヶ岳山荘から槍ヶ岳山頂までは約30分の距離です。

 

槍ヶ岳山頂へは登りと下りのルートで分けられています。

 

頂上からは360度のパノラマの景色を楽しむことが

できます。

 

槍ヶ岳山頂はとてもせまいらしいので、頂上でゆっくりと写真を

撮っている時間もないそうです。

 

それでも写真は残したい人も多いと思いますが、基本的に頂上に

着いたら、後にならんでいる人に頼んで撮ってもらうように

なっているそうです(多分、選択肢はないのだと思いますが)。

カメラはすぐに取り出せるようにしておいた方が良さそうですね。

 

槍ヶ岳から南岳小屋までは、稜線を南下します。

 

途中、多少の登りはありますが、約3時間の比較的平坦な

道になり、その日は南岳小屋で次の日にそなえて休むこと

になります。

 

南岳小屋~北穂高岳~涸沢岳~穂高岳山荘

3日目は、いよいよ槍ヶ岳・穂高連峰縦走の本番になります。

 

足元が深く切れ落ちるダイキレットは崩れやすいガレ場が

続く難所が続きます。5mくらいのハシゴが2か所あります。

 

ハシゴを過ぎて少し下ると、大キレットの底につきます。

 

そこからは登りと下りや、ジグザグの登山道を行くと、

長谷川ピークになります。

 

続く飛騨泣きでは高度感があり、マップ上でも「危険」

マークがついています。

 

すれ違う場合は譲り合いが必要です。落石なども多い

みたいです。結局、崩れやすい岩場を移動するので、

危険度が上がるのですね。

 

北穂高岳から涸沢岳間も足場が悪く、トラバース道や

浮石が多い場所があるので、慎重に行動する必要が

あります。

 

特に涸沢岳への登りは浮石が多いので、踏み外して

怪我をしないように気を付ける必要がありそうです。

 

涸沢岳を下ると白出(しらだし)のコルがあり、その日

宿泊する穂高岳山荘があります。

 

穂高岳山荘~奥穂高岳~前穂高岳~岳沢小屋~上高地

4日目も行動時間が長くなるため、早朝に出る必要が

ありそうです。

 

穂高岳山荘を出ると、すぐにほとんど垂直の壁があり、

奥穂高岳に行くにはそこに取り付けられている、

梯子を上っていきます。

 

この梯子は登ったことがありますが、結構高度感があり、

下を向くと恐怖を覚える方もいると思います。

 

私たちは以前残雪期にアイゼンを履かせて登っていたので、

特に慎重になりました。

 

梯子を登りきると頂上までは約30分程です。

 

奥穂高岳山頂からの見晴らしは格別で、これまで歩いてきた

縦走路が見渡せるので、歩いてきた実感と、達成感を感じることが

できるのではないでしょうか?

 

奥穂高岳からは吊尾根をとおり紀美子平へ向かいます。

 

紀美子平は前穂高岳と、上高地に向かう重太郎新道の分岐点に

なります。

 

紀美子平の分岐点に荷物はデポして前穂高岳の往復をして

時短をしたいと思っています。

 

その後、見晴らしの良い重太郎新道を下ると、

岳沢小屋が近づいてきますが、岳沢小屋の上部には

お花畑が広がっているそうなので、季節ごとに色々な

景色を楽しむことができそうです。

 

小屋からは前穂高岳登山道の樹林帯を下っていきます。

 

途中、名物の「天然クーラー(風穴)」があり、気持ちの良い

冷気がふき出してくるそうです。

 

そこから約1時間ほど下ると岳沢登山口に着きます。

 

上高地に着いて初めてホッとできるのかもしれませんね。

 

【槍ヶ岳・穂高連峰】縦走!難易度は?

「槍ヶ岳・穂高連峰」縦走をするときに、難所と思われるところが

いくつかあります。

 

槍ヶ岳山頂

槍ヶ岳山荘から標高差約100mの岩場の登り降りで、途中鎖場や

ハシゴなどもあるそうですが、一方通行でペンキのマークもしっかりと

ついているので、登りと下りのルートも分かりやすいようです。

 

槍ヶ岳に登頂する際、大きな荷物は安全のため、槍ヶ岳山荘前に

置いていくことが多いそうです。

 

貴重品やカメラなどは、小さなポーチなどにあらかじめ分けて

持っていくようにすれば、安心して登山に集中できますね。

 

登りは左手のルートを行きますが、ハシゴと鉄杭がうたれた

岩を歩いていくのは気を付けたいところだと思います。

 

剱岳登山をした時にも同じような鉄杭の箇所がありましたが、

多少怖い感じがしました。雨の日は滑りやすいので無理は

しないほうが良いと思います。

 

山頂手前では上下のコースが合流するので、特に慎重に

行き来をする必要があるみたいです。

 

最後に長いハシゴを登りきれば頂上です。

 

下る際に注意する場所は、4つ目のハシゴを越えた後の、

岩の溝につけられた鎖場だそうです。

 

足の置き場所には気を付けながら慎重に下りるように

したほうがよいと思います。

 

大キレット

槍ヶ岳から穂高連峰に向かう時に通る大キレットは、

両側が深く切れ落ちているかなり高度感のある岩稜帯を

進んでいきます。

 

天候が悪い場合(視界や風)はかなり危険になるので、

その場合は山小屋(大キレットの手前にある南岳小屋など)に

数日滞在しなければならないこともありそうです(山行の

予定日は余裕を持つ必要があると思います)。

 

獅子鼻岩(南岳南璧)の右側からくずれやすい岩の急斜面を

下っていきます。

 

長いハシゴを下ると大キレットの最低鞍部に到着します。

 

長谷川ピークまでは比較的緩やかな道ですが、長谷川ピーク

からの下りは危険な個所でもあるため、鎖とステップ

(鉄の足置き)があります。

 

飛騨泣きは鉄杭などを使って越えていきますが、慎重に行動する

ことが必要になりそうです。

 

太い鎖の箇所をトラバースすると、浮石が多くなりますが、

その先の、急登の先には北穂高小屋があります。

 

しかし、ここも落石が多い場所みたいなので、登山者全員が

落とさないように気を付けなければならないですね。

 

北穂高岳~奥穂岳高

大キレットを通過したからといっても、まだまだ安心はできません。

 

何故なら北穂高岳から奥穂高岳区間(特に涸沢岳まで)は岩場が

多いアップダウンが連続する油断できないコースだからです。

 

滝谷ドーム(ロッククライマーがいるかもしれないので落石には

注意とのことです)を過ぎて鎖場を下ると、奥壁バンドと言われる

岩場を100m位の距離を下っていきます。

 

足元が深く切れ落ちているところを滝谷側から回り込むのですが、

やはり天候が雨など滑りやすいコンディションの時は避ける

ほうがよさそうです。

 

そして最低コルを通り、スラブ状の一枚岩を越えると、

ジグザグについた連続する長い鎖場がある涸沢岳への

登りが始まります。

 

浮石も多いので注意が必要だそうです。

 

涸沢岳の頂上からは緩やかな石の階段を降りていくと

約15分で穂高岳山荘に到着します。

 

穂高岳山荘から奥穂高岳へ行くときは、最初から絶壁を

梯子を使って登っていきます。

 

上からの落石には注意が必要です。

 

梯子から約50分で奥穂岳高の山頂に着きます。

 

間違い尾根と言われる尾根が頂上付近から

西に延びています。

 

コンパスなどを使って間違えて入り込んで

しまわないように気を付けたいですね。

 

奥穂岳高~前穂高岳~重太郎新道

奥穂岳高から前穂高岳へ行くには「吊り尾根」を

南東に向かっていきます。

 

緩やかな下り始めから長い鎖場があります。

 

滑りやすいスラブ状の層もあるので滑らないように

気を付ける必要がありそうです。

 

紀美子平から前穂高岳へは急な岩場を登っていきます。

 

疲れもピークに達してくると思いますので、ペース配分

には気を付けていきたいですね。

 

前穂高岳から岳沢小屋へは、重太郎新道をいきます。

 

前穂高岳から岳沢小屋までの標高差は約900mで、

距離で約1.5㎞の急な下りになります。

 

膝を傷めない様にあまり足に体重をかけすぎないように

気を付けたいです。

 

重太郎新道には紀美小平直下に長い鎖場がありますが、

滑りやすいスラブ状の岩場なので、気を付ける必要が

あります。

 

次に来るのは木製の階段ですが、こちらも気を付けて

下りたいです。

 

以上、槍ヶ岳登山・穂高連峰縦走について自分なりに調べて

みました。

 

私が槍ヶ岳登山・穂高連峰縦走で、大変だと思うのは天候の

判断や、出発日やルートなどの事前準備だと思いました。

 

日数は3~5日は必要だと思いますし、天候が悪化したときは

さらに数日小屋などで天気の回復を待たなければならなく

なる可能性もあります。

 

やはり、出発前に天気図などから山行当日の天気を必ず

把握をして、出発日の調整も必要になるかもしれません。

 

大キレットなど、岩場の連続になるので、雨天などの

場合はかなり滑りやすくなるので、中止をするなどの

その状況下の判断も大切になります。

 

しかしながら槍ヶ岳登山・穂高連峰縦走はどうしても一度は

経験したいと以前から思っているので、近い将来に挑戦したいと

思っています。

 

とても楽しみです。

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