大型の台風第19号(ヴォンフォン)は中心気圧910hPaで
最大風速は中心付近で55m/s(最大瞬間風速80m/s)で猛烈な強さを保っています。
10月9 日(木)現在フィリピンの東にあり
北にゆっくり進んでいます。
台風の進路は?
現在の速度で行くと12日(日)頃に
奄美諸島近海に達する可能性があります。
その後、13日(月・祝)には西日本にかなり接近し、
予報円の外側を通過した場合は、上陸する可能性もあります。
それから14日(火)にかけて、本州を縦断する可能性も出てきました。
前回の台風18号よりも、より広い範囲で強い風が吹き、
大雨の地域も増える可能性があるので、
前回の台風より一層の注意が必要だそうです。
10月10日(金)追記
台風19号は、現在も強い勢力を保っており、
衛星写真で見ても台風の目が大きくなっています。
これは中心付近の風が強いことを示しています。
台風から離れている地域でも、台風によって運ばれる
暖かく湿った空気が流れ込むため大雨に注意が必要です。
また、本州付近では南からの暖かな空気と、北からくる冷たい空気が
ぶつかり合うため、竜巻などの突風にも気を付ける必要があります。
台風はゆっくり進んでいるため、沖縄では11日(土)から12日(日)にかけて
影響がある可能性が高いです。最大で約10mの高波が予想されています。
その後の台風の進路と速度ですが、偏西風が前回の台風18号の時よりも
北にあるため、台風が偏西風に乗るタイミングがずれるため、
より本州にゆっくり近づくことが予想されています。
偏西風の影響も少なくなるため、台風のスピードも上がらず
ゆっくりと本州を進む可能性が高くなっています。
2004年に発生した台風23号に類似
今回の台風19号の進路は、10年前に発生した台風23号と同じ
進路をとる可能性が高くなっています。台風23号が四国に上陸したときの
気圧は955hPaでしたが、現在発生している台風19号はより強い勢力で、
気圧は930hPaあり、ゆっくり近づいてきています。
台風23号の影響で川が氾濫して、道路が水没をして路線バスの上で助けを待つ
人々の姿がテレビ局によって放送されていました。
土砂災害などもおよそ800件報告されています。
台風19号はより強力な勢力を保っているので、さらに厳重な警戒が必要です。