2015年4月16日に気象庁がひまわり8号の
試験的に観測した時の動画を一般公開
しました。
現在、ひまわり8号はどの辺にあるので
しょうか?
今回、公開された動画を含めてご紹介
したいと思います。
【ひまわり8号】どこにあるの?
「ひまわり8号」は、気象庁が開発をしたものを三菱電機が製造した高性能で
大型の静止気象衛星で、世界最先端の技術が使われています。
完成した「ひまわり8号」は2014年10月7日にHⅡAロケットにより、種子島
宇宙センターから打ち上げられました。
現在は、東経140.7度、赤道上空約3万5800キロメートルに静止しているそうです。
【ひまわり8号】動画驚きの性能!
「ひまわり8号」が行うのは、日本周辺の天気予報、台風、ゲリラ豪雨、
気象変動を監視・予測することで船舶や航空機の安全運航の手助けや
環境変化を高解像度の映像で監視をすることです。
その性能は素晴らしく、今回気象庁で公開された試験的な映像では
今まで台風の目には穴が開いているだけと思われていたのですが、
実際は小さな雲があることまでがきれいに見ることができました。
実際の動画はこちらをどうぞ。
「ひまわり8号」は2015年7月頃から本格的に運用する予定になって
います。
現在、運用されている「ひまわり7号」と「ひまわり8号」の違いは3点
あります。
まず1つ目は画像が白黒からカラーになることです。
カラーになることで、最近健康被害を引き起こすことが知られている、
中国の黄砂まではっきりと映し出すことが出来るようになります。
これにより黄砂が日本に飛んできそうな日に予報を出すことが
出来るのではないでしょうか?
2つ目は解像度が2倍にアップしたことです。
これにより地球上の川の流れなど、今まではっきりと見えなかったものが、
鮮明に見ることが出来ます。
3つ目は観測時間が短縮されることです。
現在の「ひまわり7号」では30分に1回の観測でしたが、「ひまわり8号」では、
10分に1回観測が出来ます。
ちなみに日本付近では2分30秒に1回の観測が出来るようになり、これは従来の
12倍の速さになります。
これにより1時間で急速に発達する積乱雲などの観測にも力を発揮することでしょう。
今後はより精度の高い天気予報が可能になることが期待されています。
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