2014年11月26日に、福岡管区気象台は熊本県
阿蘇山の中岳(1506m)の第1火口の噴火が
続いていることを発表しました。
御嶽山で起こった大規模の噴火では
多くの被害が発生しましたが、
阿蘇山の噴火での被害はどのように
なっているのでしょうか?
警報などはあるのでしょうか?
阿蘇山噴火
11月26日の午前5時5分頃、中岳から噴火が起こり
火口からは約600mの噴煙が確認されたそうです。
その後も、噴火は続いていて活動は活発化している模様です。
阿蘇山は、熊本県阿蘇地方にある活火山ですが、
最高峰の高岳(1592.3m)、中岳、根子岳(1408m)、
烏帽子岳(1337m)、杵島岳(1270m)の5つの山の総称になります。
阿蘇カルデラ(巨大な窪地)は、世界的見ても規模の大きなものになっていて、
過去4回起こった大規模の噴火によって形成されました。
今回噴火している中岳も、以前から火山活動が継続しています。
しかしながら、道路は整備がされていて、車で火口付近(徒歩1分)まで
行くことができ、火山周辺ということもあり、近くに温泉施設も多く、
毎年、多くの観光客が訪れる人気の観光スポットになっています。
阿蘇山噴火!被害は?
11月26日の午前9時頃には、火口付近からの噴煙は約千メートルに達し、
約30km離れた場所で火山灰の飛散が確認されましたが、
今のところ大きな被害はないそうです。
現在出ている警報は?
福岡管区気象台は、2007年12月から5段階の警戒レベルを採用しています。
内訳はレベル1:平常、レベル2:火口周辺規制、レベル3:入山規制
レベル4:避難準備、レベル5:避難で、現在の警戒レベルは
今年8月以降から引き続き、レベル2の火口周辺規制になっています。
現在、噴石などが1km先まで飛ぶことはないため、警戒レベルを
レベル3の入山規制に引き上げる予定はないとのことです。
改めて、日本は火山の多い国だと実感させられました。
そのおかげで世界でも珍しく、色々な地域で多種多様な
温泉を楽しめるのですが。
9月14日追記
本日、午前9時43分頃に阿蘇山の中岳の第1火口で大きな噴火が
起こったとのことです。
噴煙は火口から約2000mも昇っていて、噴石なども確認されて
いるそうです。
14時00分現在、阿蘇山の噴火警戒レベルは3(入山規制)になっていて、
火口から半径4キロ以内は立ち入り禁止になっています。
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