山岳(登山用)【ドームテント】おすすめ5選!選び方や価格は?
日帰り登山から、宿泊などをしながら
数日かけて行う登山もできるように
なります。
確かに山小屋などに宿泊して行う
登山も楽しいですし、食事も用意
してくれるので、とても快適で安全
です。
しかし、本当の意味で自然を感じら
れるのはテント泊だと思います。
そこで私がおすすめする本格テント
をご紹介します。
目次
山岳(登山用)【ドームテント】おすすめ5選!選び方や価格は?
最初に私が山岳(登山)用のテントを探し始めたときに
思ったのが、どれが一番いいのかよく分からないでした。
北米に住んでいる時に使っていたテントは、
Sierra Designsの2人用(3人まで可)のもので、天井も高く
ポケットがたくさんついていたりして、とても快適でした。
(今でも所持しています)
しかし、重量があったため本格的な長距離を行動する
登山には不向きでした。
よくホームセンター等で販売しているテントは、多くの商品が
山に持参するよりも、オートキャンプなど車や電車などを
使ってキャンプサイトに運ぶような仕様のものが多いです。
コールマンなどの商品もテントの中はとても広く、快適さを
重視している感じがあります。
しかし、山に持っていくテントは軽さだけではなく、過酷な
天候に耐えうる強度も大切になってきます。
私の知人が、大学の登山部に在籍中に北アルプス登山に行き、
テントを涸沢カールに張って、穂高岳の登山に向かいました。
涸沢はシーズンともなれば毎年多くの登山家が訪れる場所で、
あの広い涸沢カールにはたくさんのテントが張られます。
その日はとても風が強かったらしく、知人が登山から帰ると案の定
多くのテントが倒れたり壊れたりしていたそうです。
しかし、知人が所有していた、カモシカエスパースのテントだけが
一つ残っていたと伝説めいた話を聞いたことがありました。
確かに、テントの設営方法もしっかりしていたのだと思いますが、
明らかにエスパースのテントの生地や、ポールの丈夫さは際立っており、
ヒマラヤ登山に使用する人がいることを考えれば、信頼性は高いと
思いました。
この話の流れでお察しの通り、イチオシのテントはエスパース(ヘリテイジ)に
なります。
早速のネタバレのようになってしまいましたが、実際に私の友人が山岳用の
テント(2人用)のものを購入したいという話が出てきまして、テントの話が
ますます過熱していきました。
私たちは厳冬期登山を行うので、命に関わることだと思い商品選びには
何度も話し合いました。
テント選びで、考えなくてはならない重要事項を自分なりにリストアップ
してみました。
まず、一番気になったのは重量です。特に長時間の縦走登山をする場合などは、
登山者にとって高重量の荷物は、そのまま大きな負担になるからです。
その他には、耐水能力、強靭性、通気性(結露防止)、サイズ、快適性、オプション、
アフターサービス、そして最後に価格です。
耐水能力は、最初はゴアテックスの素材のテントがないか探しました。
しかし、どこのメーカにもゴアテックス製のものはありませんでした。
後日、私が良くお世話になっている、登山用品店のベテランの店員さんに
教えていただいたのですが、以前はゴアテックス製のテントはあったらしい
のですが、冬季登山中にゴアテックス製のテント内で死亡事故がおこった
ため、製造中止になったそうです。
なぜ、そのようなことが起こったのか?と思っていたら、店員さんの説明では
その亡くなられた方は、雪山でテントを張った際にテントのフライの周りに
雪を被せて風で飛ばされないようにしていたそうです。
結果、それがテントを密封状態にする結果となって、窒息してしまったそうです。
最近のテントは、よく考えられていてベンチレーションだけでなく、
素材の通気性もよくなっているので、以前のような事故は少なくなって
いるそうです。
ただ、寒いからと言って完全に空気の通り道を作らないのは
よくありません。
ゴアテックスの代わりに出てきたのが、「X-trekファブリックス」といわれる
素材です。私が調べたところ、現在、最高の耐水能力を持っていると
思われます。
強靭性や、通気性(結露防止)に関してはどこのメーカも良いものを
作っていると思います。
次にサイズですが、長くテントを使っていく上で大切になります。
サイズを決めるポイントとしては、機能性を重視するか、快適性を重視
するかで大きく変わってきます。
例えば、近くのテント場などでキャンプをする場合ときは、テント内が
広い方ほうが快適に過ごすことができるでしょう。
しかし、稜線などでの縦走登山や厳冬期登山に使用する頻度が多い
場合は、なるべく重量を軽くしたり、テント内の室温を考えてなるべく
小さめのサイズを選んだ方がよいでしょう。
そのかわり、荷物を置くスペースが少なくなるので、かなり狭いスペースで
寝ることになります。
荷物のスペースを重要視する場合は、ワンサイズアップした方が後悔は
ないと思います。
オプションについては、テントに取り付けられるフライなどが後付けできる
かなどです。
3シーズンテントを厳冬期登山仕様にできるものもありますので結構大切に
なります。
価格も確かに重要事項なのですが、それよりもテントの性能の高さを重視して
安全性を重視することをおすすめします。
それに有名メーカーのテントであれば、アフターサービスがしっかりしていて、
修理の対応もしっかりしてもらえるので、良いものを長く使用するという考えが
良いのではないかと思います。
やはり上位に出てきたメーカーは、ヘリテイジのエスパース、アライのテント、
MSR等で、軽量でも強度な商品を扱う会社のものに目がつきました。
私が大きめの3シーズン用のテント(2~3人用)を持っているので、
友人は厳冬期でも使用できる2人用のテントで、重量と性能に気を付けて
ベストなものを探しました。
イチオシはエスパースで、オールシーズンタイプのテントを選ぶと
「エスパース・マキシム エックス」か「エスパース・マキシム ナノ」が
人気の商品になるそうです。
(おすすめNo.1 )
マキシム エックス(1~2人用)はシングルウォールタイプで、
「X-Trekファブリクス」という素材は軽量でありながら、
防水性能がすぐれている点がポイントを上げました。
それに、冬山では特にテントの設営に時間をかけたくないため、
シングルウォールのテントが良いと思います。
テントのサイズは1~2人用で小さいですが、冬山ではなかなか広い
スペースを見つけることが困難な場合も考えると、小さめのものが
効率的です(2人だとあまり身動きはできませんが)。
それにあまり広いテントでは、室内がより寒いということもあります。
しかし、スペースという意味での快適さを求める場合は2~3人用の
ものがおすすめです。
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(おすすめNo.2)
次におすすめなのは、エスパースの「マキシム ナノ」です。
エスパース マキシムナノ 1〜2人用 【送料無料】【smtb-f】
(大人数用のものもあります)
カモシカスポーツの店員さんにはこちらのタイプを薦められたこともあり、
友人はこちらのタイプを選びました。
こちらもオールシーズンタイプですが、上記の「マキシム エックス」とは
違ってシングルウォールではなく、降雨時期の山行ではフライ(テントの
上にかぶせる防水シート)が必要になります。
しかし、テントの徹底的な軽量化を目指して作られたものなので、
持ち運びには便利です。
最新のナノテクノロジーを取り入れていて、通気性を確保しながら
抜群の撥水性能を保っているのも特徴です。
春から秋までの3シーズン登山をメインに考える場合(冬山でも
使用できます)は、こちらの「マキシマム ナノ」が良いと思います
(夏場はマキシマムXより快適です)。
(おすすめNo.3)
次は他社製品になりますが、やはり山岳テントで人気のある
「アライテント」の「エアライズ」シリーズです。
エアライズのくわしい説明はこちらをどうぞ
アライテント/ライペン(ARAI TENT) エアライズ 1(1~2人用)(フライシート:オレンジ)
(※フライシートはグリーンもあります)
アライテント/ライペン(ARAI TENT) エアライズ 2(2~3人用)(フライシート:フォレストグリーン)
(※フライシートはオレンジもあります)
私がアライテントの「エアライズ」がおすすめするのは、
東レの中空構造によりテントを軽量化している点です。
厳選された材料を使って、強度や機能を維持しながらも
登山者の負担を減らせるように、テントの重量を軽減して
いるところが良いと思いました。
ウィンターカバー(別売)を使用すれば厳冬期でも使用
できるのもおすすめする理由です。
(おすすめNo.4)
次におすすめするのは、同じアライテントの「X-ライズ」です。
アライテント/ライペン(ARAI TENT) X ライズ 1
1人用
※こちらはオールシーズンテントになります。
基本的には「X-Trek ファブリックス」により、シングルウォール
テントとして使用できますが、夏によくある大雨の時は専用
フライシート(別売)を使用するとより確実に防水してくれます。
(2人用(最大3人)はこちらです)
アライテント/ライペン(ARAI TENT) X ライズ 3
(おすすめNo.5)
最後におすすめする山岳テントはMSRの「フリーライト」です。
(2人用もあります)
MSRの「フリーライト」シリーズは3シーズン用のテントで、
冬山で使用するように作られてはいないのですが、
選んだ理由はとにかく軽いということです。
1人用(本体、ポール、フライ)の重量はわずか890gと超軽量になっています。
確かに耐水能力や組み立てやすさは、エスパースやアライのテントには
かないませんが、手軽さとデザインはとても良く、3シーズンの山行用に
持ってみたいと思いました。
通気性も良く、結露防止も考えられているので、快適な居住空間に
なると思います。
レインフライ、ポール、フットプリントの組み合わせで、超軽量の
シェルターを設営できるのも特徴的です。
以上、いかがだったでしょうか?テント選びはとても時間がかかります。
それは、他の商品との違いが分かりにくいからだと思います。
しかし、自然の中で雨風を防ぎ、なるべく快適に睡眠をとるためには
テント選びはとても重要だと思います。
私としては、どんなに雨が降っても水が中に染み込んでこないものを
基準に選びましたが、実際は使用の仕方(フライやグランドシートを
使ったり)でも改善されることも色々と調べることで学びました。
とにかく山行で体が濡れてしまうことは、体温低下につながるので
気を付けなければならない点だと思います。
私が、おすすめするテントは参考程度にしていただき、ご自身でも
しっかりと調べて納得したテントを選ぶことが、安全な山行につながる
と思います。
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