2015年5月17日(日)に千葉県の幕張海浜公園で
「レッドブルエアレース」が開催されます。
アジア代表として日本人の室屋義秀がみごと
予選を通過して、決勝戦に進出が決まりました。
選手たちは、どこの飛行場から飛び立つので
しょうか?
ちょっと調べてみました。
【レッドブルエアレース】とは?
レッドブルエアレースは、トップクラスのパイロット達が№1を争う競技です。
参加者の中には現役の民間航空会社のパイロットや、元戦闘機のパイロット等
とても高度な技術を持ったパイロットが集まっています。
使われる飛行機はEDGE 540、MXS-R、CORVUS RACER 540のいずれかを使います。
最高時速は約370㎞にもなります。
ではどのような競技が行われるのでしょうか?まずは下記の図を見てください。
エアレースは空の上で行われますが、きちんと飛行するコースが決められています。
その飛行コースを教えてくれるのが、巨大なパイロンです。パイロットたちは上記の
図のようにスラロームや急旋回、2つ組になっているパイロンでは、決められた高度で
水平飛行を保たなければなりません。
それも早い速度でターンをしているところから、短時間で水平飛行にするのですから、
すごい技術が必要になります。
テレビでエアレースを解説していた人が話していましたが、その技術を車で例える
のであれば、時速200㎞で走行しているところから、急激にブレーキを踏み、
そのまま狭い駐車スペースに車をおさめるようなものと言っていました。
ちょっと想像しにくいかと思いますが、飛行機は左に曲がるときは操縦かんを
左に回し(傾け)ます。
ところが、そのままにしておくと飛行機の角度はどんどん急になり、高度がどんどん
下がるどころか急旋回に突入してしまいます。
そこで、狙っている角度にきたら操縦かんを右に戻し、ニュートラルの位置に戻す
必要があります。そうすることで、その角度を保ってくれます。
水平飛行にするときも同じです。なので、少しでもタイミングを間違えると飛行機の
姿勢がビシッと決まらず、減点の対象になってしまうのです。
この感覚は実際に操縦をしてみないと分からないかもしれませんが、自分も実際に
飛行機を操縦していたので、エアレースのパイロットがどれだけすごい技術を持って
いるのか想像できます。
競技はタイム争いになりますが、途中の飛行技術によって順位にも影響が出てくるので、
気が抜けないレースになります。
上位の人ほど高いポイントをゲットすることが出来ます。
【エアレース】幕張で開催!飛行場は?
今回、幕張海浜公園で行われる「レッドブルエアレース」は全8戦中、第2戦目に
なります。
日本期待の室屋義秀は5月16日(土)に行われた予選で9位となり、見事予選を通過しました。
室屋義秀のコメントでは「2009年からレースに参戦し始めて、ずっと日本でやりたいと思っていた。
実現できてうれしい」と日本で飛べることの気持ちを語っています。
きっと良い結果を出してくれると思います。
最後に、エアショーのパイロットが使う飛行場の情報を探していたのですが、残念ながら
見つけることが出来ませんでした。
17日(日)に行われる「レッドブルエアレース」がNHKで放送されます。
放送日は5月17日(日)夜8時~10時で、NHK・BS1で放送されます。
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