2014パリ国際自動車ショーが10月2日に始まりました。
報道陣に公開された
「1リットルのガソリンで最高100km走行できるハイブリット車」
「エオラブ」がもっとも注目されています。
エオラブの燃費、性能、価格、発売予定日を
調べてみました。
新型ハイブリット車エオラブとは?
エオラブの試作車を出展したのは、
フランス大手自動車メーカーのルノーです。
2008年の金融危機以降ヨーロッパの自動車市場は低迷を続けてきましたが、
2014年から改善してきており、自動車販売台数も1~8月の累計新車販売台数は、
前年同期比の6パーセント増を記録しています。
関係者は「エオラブ」が自動車産業にみならず、
ヨーロッパの景気回復への起爆剤になることに期待をしています。
エオラブの燃費は?
日本では一時期トヨタ自動車のプリウスが
ハイブリット車の中では飛びぬけて売れていました。
注文してから納車まで半年かかったということも、
実際に購入した方から聞いたことがあります。
では何故ハイブリット車が注目されるのでしょうか?
CO2排出の低減につながるから?騒音低減につながるから?
それともトレンディだから?等々の理由があるとは思いますが、
やはり大半の人が気になるのは燃費ですよね。
私が燃費を実際に一番意識したのは、
以前海外に住んでいる時でした。
住んでいた町には公共の乗り物があまりなく、
バスもすべてを網羅していた訳ではなかったため
いわゆる自動車がないと生活ができない場所でした。
一日に会社との往復で数十キロ走らせていたので、
いつも給油をしている感じでした。
その間に費やしたガソリン代は結構なものでした。
その時に乗っていた車の燃費は1リットルで7~8kmだったと思います。
現在までにハイブリット車で、一番販売台数の多いプリウスでも
トヨタ自動車によると、1リットルで最高30kmの燃費ということです。
実際には、アクセル、ブレーキ、速度などにより燃費も大きく変わってきます。
実際に街中を走行した場合、1リッターで20km程かもしれません。
ルノー社のエオラブは1リッターで100kmの燃費ですから、
仮に実際の使用で1リッター70~80kmの燃費だとしても、
どれだけすごいことか分かります。
エオラブの性能は?
エオラブは、スチールにアルミニウムや複合素材を使用したボディと、
マグネシウム製のルーフで形成されて、車体の軽量化が図られています。
そのことにより、車両重量をわずか955kgにおさえています。
さらにルノーは「100にのぼる最新の技術を組み込む」と発表しているため
実際のハンドリング性能などや安全面等にも力を入れていることが
伺えます。
エオラブの価格は?
エオラブはまだ試作車しかできてないので、
正式な価格の発表はありませんが、
関係者の話によるとおおよそ約40,000ユーロ(1ユーロ140円で換算すると約560万円)を
目標にしている模様です。
発売予定日は?
気になる発売予定日ですが、
今回のモーターショーでの発表で紹介された車体は
10年以内の発売を目標にしている模様です。
また自動車産業に新たな時代を迎えます。
発売日が待ち遠しいですね。