先日、NHKの番組を見ていると
宇宙飛行士募集に関する内容が
放送されていました。
その内容とは、2021の後半から
13年ぶりに宇宙飛行士の募集が
始まるとのことでした。
それも、今までは応募条件がとても
厳しかったのが、今回の募集では
かなり内容の変更が行われるとの
ことでした。
気になる、応募条件と受かるためには
どうすれば良いのか調べてみました。
JAXA【2021年宇宙飛行士候補者募集】応募条件は？
（正式なJAXA（宇宙航空研究開発機構）が発表した、宇宙飛行士募集については
こちらを確認してみてください）
以前、宇宙飛行士にあこがれていたこともあり、今回の報道には胸が躍る思いがしました。
何故なら、今回の募集はいままで限定的だった分野の人からの選出を一変させて、
色々な知識やスキルを持った人々にもチャンスがあるようにする可能性が高く
なったからです。
学力に関しても、大学（自然科学系）卒業以上が、新しい案では大学・大学院、短大、
高等専門学校、専門学校の卒業以上で、分野も問わなくなっています。
実務経験も、3年以上で分野は問わない方向で調整しているみたいです。
今回、宇宙飛行士募集の応募条件の変更に動いている理由は、今後アメリカが
主導して行う月探査に日本が参加することになる可能性が高くなったことで、
月面での作業をする人材をより多様性を持った人々から選出する必要が出てきたと
いうことです。
（宇宙兄弟という宇宙飛行士を目指す2人の兄弟を描いた作品です。とても
内容がリアルで面白いので、ご興味のある方は読んでみてはいかがでしょうか？）
ただ、今回の宇宙飛行士に志願する予定の方で、気を付けなくてはならないのは
年齢だと思います。
そもそも、今回の募集は、日本の宇宙飛行士の平均年齢が高くなったことも
一因のようです。
宇宙飛行士の定年退職の年齢はJAXAの一般の職員と同じで60歳です。
現在、現役で活躍している、日本の宇宙飛行士7名の平均年齢は51歳で、
3名の方は5年後には定年を迎えていることになります。
そして10年後には、残るのは2名となってしまうそうです。
宇宙飛行士になるためには最短でも4年かかると言われておりますが、
実際に宇宙に行くには、タイミングなどが合わないと10年前後かかって
しまう場合もあるということです。
それを考えると、応募条件にはありませんが、JAXAはより長く宇宙飛行士として、
活躍してもらうためにも、基本的には20代から30代後半に収まるように
なるのではないかと思われます。
ただこれはあくまでも私の予想なので、本当に宇宙飛行士になりたいと
強く思っている方は、頑張ってもらいたいと思います。
JAXA【2021年宇宙飛行士候補者募集】受かるためには？
今回の宇宙飛行士募集では、幅広い人材の中から選出するとなっています。
しかし、試験官は職業や試験問題、語学能力のみから人を選ぶのでしょうか？
実際に、今まで宇宙飛行士に選ばれた方は、技術者、科学者、医師、中でもパイロットが
多くなっています。
私も以前は、航空関連で働いていたのですが、パイロットとして重視されるのは、
Decision Making（意思決定）能力と、CRMといってチームメンバーと協力して、
運航を協力して行ったり、自分の職務を責任をもって行う能力（リーダシップ）も
宇宙飛行士として失敗の許されない環境下での落ち着いた行動ができることなども
評価の対象になっているのではないかと思います。
それを考えると、求められる人材はチームで協力できる人、何か不測の事態が起こった
ときにはリーダシップを発揮して、良い方向に導くことができる人、自分だけでなく
仲間の意見も聞き、総合的に良い答えを出せる人などが高評価になるのではないでしょうか？
それと意思決定能力ですが、これには訓練と経験も必要ですが、宇宙空間で何か起こった場合は
時間にも余裕がなく、正確な判断能力が必要になると思います。
それに加えて、月面での作業では内容にあった、要素も含まれてくると思うので、
とにかく今自分が持っているスキルを磨き、自分が何ができるのかをアピールできる
ようにすることが、大切なのではないでしょうか？
これから宇宙飛行士になる方は、月面での作業や、より先には火星に行くことも
あるかもしれませんね。
本当に夢が膨らみます。
こちらもどうぞ
