「パパとママが生きる理由。」が始まりました。
原作は、2013年に出版された大和出版の
「私、乳がん。夫は肺がん。39歳、夫婦で余命宣告。」
です。
今回、乳がんや、肺がんについて、物語の結末、
実際に公開されている、原作のブログについて
調べてみました。
「パパとママが生きる理由。」の原作はノンフィクション(実話)で、
奥さんである芽生(めい)が、幼い子供たちのいるなかで、
余命宣告をされて、闘病生活や、不安を抱えながらでも
精一杯、一緒に過ごした大切な家族との生活を描いた
ブログをまとめた作品です。
その作品をもとに、今回ドラマ化されました。
原作者が実際にかかった乳がんや、夫の肺がんとは一体
どのような病気なのでしょうか?
乳がんとは?
乳がんとは、名前の通り乳房にできるがんです。
乳房には、「乳腺」と「脂肪」組織がありますが、
がんは乳腺にある乳管(母乳を運ぶ管)から
約9割発生します。
現在、日本では乳がんの患者が年々増えていて、
乳がんで亡くなる女性も増えているそうです。
深刻な状況になる前には、早期発見が重要で、
健康診断などで行われるマンモグラフィやエコーなど
が有効ですが、忙しく病院にかかれないという人は
セルフチェック(自己検診)という方法があるそうです。
毎月一回、セルフチェックをすることで、早期発見ができ、
早期発見をすることで、治療にかかる時間や、費用、
精神的な負担を軽減することができるとのことです。
肺がんとは?
肺がんとは、やはり名前の通り肺にできるがんです。
肺がんは、肺の気管、気管支、肺胞の一部の細胞が
何かの原因で悪性のがんになったものだそうです。
乳がんとは、違ってセルフチェックができないため、
発見が遅れて手遅れになることが多いのが特徴です。
逆に健康診断などで、肺がんを早期発見できた場合は、
手術や放射線治療で、多くの場合、治癒することが
できるとのことです。
肺がんは早期発見ができにくい恐ろしい病気ですので、
日頃から、がんの原因とされる喫煙を控えるなど、
生活習慣には気を付けたり、毎年、健康診断などを受けたり、
体調が悪い時には過信をせず、病院を受診するなどして、
体からのサインを見逃さないことが、大切なのかもしれません。
物語の結末は?
闘病生活をしながら、希望を持ちながら頑張って生活をしてきた
原作者でしたが、2013年5月10日のブログを最後に、その後、本人によって
ブログの更新はされませんでした。
ブログ最後の更新は原作者の夫によって行われましたが、
そこには、ブログを読んで応援してくれた人々への感謝の気持ちと
そのおかげで、奥さんである原作者が頑張って病気と戦うことが
できたということ、たくさんの温かい人たちとつながることができたこと
を誇らしげに話していたことなどが、書かれていました。
その後、病気の進行は早くなり、病状は悪化して
2013年の初夏に夫と長女の手を握ったまま
息を引き取ったそうです。
心からご冥福をお祈りいたします。
ブログについて
「パパとママが生きる理由。」のもとになったブログ、
「私、乳がん。夫は肺がん。30代で同時にがん宣告を受けた夫婦の闘病記」
を閲覧することができます。
生前、原作者は、「夫婦2人でがんを克服して、その物語をたくさんのがん闘病の人たちに
知ってもらいたい」という夢をもっていたそうです。
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