【動画】羽生結弦とエン・カンが激突アクシデント!流血の原因は? 

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2016-12-09_2351512014年11月8日に中国上海で行われた、

グランプリシリーズ中国杯で、

ソチ五輪の金メダリストに輝いた羽生結弦が、

練習中にアクシデントにあい、大けがを負い、

流血した血液が氷上を赤く染めました。

 

羽生結弦のアクシデントの原因は、

一体何だったのでしょうか?

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羽生結弦アクシデント!流血の原因は?

8日の男子フリー後半のグループが演技を始める前の、

6分間のウォーミングアップ中にそのアクシデントは起こりました。

 

公式練習中のルールは特にないため、選手たちは自由に

氷上で演技の調整を行います。

 

羽生結弦選手と、中国の閻涵(エン カン)選手の両選手が、

スケートリンク中央に向かって後ろ向きに滑ってきて、

2人とも正面を向いた瞬間、まるでお互い、吸い寄せあったかのように激しく激突しました。

 

この衝突時、会場からは悲鳴が響き渡りました。

 

羽生結弦とエンカンの衝突の瞬間の動画はこちら

 

両選手ともに、最終調整をしていたこともあり、

自分の演技の構成などで頭が一杯で接触を防ぐことが

出来なかったのではないかと思います。

 

特に、羽生結弦選手はダメージが大きく、

氷上に倒れこんだ後、しばらくの間、立ち上がることもできませんでした。

 

映像によると、羽生結弦は衝突の直前、相手選手に気づきましたが、

避けきれず相手選手の顎付近に右側頭部を強打したように見えました。

 

その後、氷上に倒れこんだ時も体を強く打っていると思います。

 

激突後、羽生結弦は約2分間氷上で横たり、身動きができない状態でした。

それでも羽生結弦は、なんとか立ち上がり、一度リンクを離れて治療をしました。

 

約5分後にリンクサイドに戻った羽生結弦選手は、

頭に薄茶色のテーピングが巻かれていました。

顎にも絆創膏が張られていました。

これは応急処置でしかなく、普通であれば大事をとって棄権をすることでしょう。

 

戻ってきた羽生結弦は、まるで病人のようになっていて、

顔色も青白く、今にも倒れそうに見えました。

 

そして、強い精神力を持っているはずの若きエースの目には涙がありました。

 

涙の原因は分かりませんが、とても演技ができる状況ではない程の大けがを負いながら、

それでも果敢に演技に挑もうとする姿勢は人々を感動させたに違いありません。

 

羽生結弦選手のコーチのブライアン・オーサーも、「体が一番大事だぞ」と言っていました。

誰もが棄権をすると思っていました。

しかし、羽生結弦は強行出場したのです。

 

会場からは、スケートリンクに出た羽生結弦選手に大きな声援と、

拍手が送られていました。

 

羽生結弦は何故出場したのか?

このような大けがを負いながら、

羽生結弦は何故、出場したのでしょうか?

 

それは、羽生結弦の強いアスリート精神にあります。

 

現地リポーターの元プロテニスプレーヤーの松岡修造によると、

「彼(羽生結弦)は、一番嫌なことは、試合で棄権したり、

言い訳したり、自分に負けることなんですよ」

 

「ここで勝つとか負けることじゃなくて、やれるんだったら、やるのがアスリートだろうって」

「もう目の前で見ていてむちゃくちゃ感じるんですよ」

「彼の持っているスポーツマンマインドがそう(棄権)させないんだと思うんですよ」

とコメントしています。

 

羽生結弦のトップアスリートとしての自覚とプライドが、

自分自身の精神力と、今にも倒れそうな体を支えていたのです。

 

しかも、羽生結弦は衝突した相手選手を責めることもせず、

逆に気遣い、会いに行きました。

 

さらに、閻涵(エン カン)選手の応援までしていました。

 

エン・カン選手が、羽生結弦選手にわざとぶつかったのではないかと

思った人もいるかもしれませんが、2人は以前から仲が良いですし、

スポーツマンとしても、そのようなことをすることはないと思います。

 

羽生結弦は何故高得点をとれたのか?

羽生結弦の4分30秒の演技が始まりました。

 

『オペラ座の怪人』の音楽で滑り始めた羽生結弦選手の表情は、

怪我をしているようには見えず、鋭い眼は演技に集中していることを物語っていました。

 

演技序盤は、4回転サルコウ等ジャンプの失敗が続きましたが、

その後はトリプルフリップなど、難度が高めのジャンプを決め、

最後にはトリプルアクセルも見事に決めることが出来ました。

 

ジャンプに苦しめられましたが、渾身の力をふりしぼって

最後まで自分の演技を滑りきりました。

 

観客席からは、スケートリンクに大量の賛辞の花束が投げ込まれ、

拍手が送られていました。

 

気になる得点ですが、この演技で154.60、

トータル237.55と高得点が出て、この時、総合でトップに立ちました。

 

高得点が出たのは、全体の表現力の高さや、

3回転ジャンプなどが決まったことによることだと思います。

 

結果を見た羽生結弦の目からは涙が出て止まりませんでした。

それは、自分が最後まで演技をやり遂げることができたことへの安堵感と

応援してくれた人々への感謝の表れだったのかもしれません。

 

最終結果では、羽生結弦選手は2位になりましたが、

あの厳しい状況下を考えるとまさに奇跡の結果だと思います。

 

羽生結弦選手は、これから精密検査を受け、

治療に専念することになると思いますが、

早く元気になり、またすばらしい演技で人々を魅了し、

元気づけてくれることを願っています。

 

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