岡田准一主演映画【エヴェレスト神々の山嶺】ネタバレ!感想

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2016年3月12日(土)に岡田准一主演

映画「エヴェレスト神々の山嶺」が公開

されました。

 

早速、映画館に足を運んで、レイトショー

で見てきました。

 

昨年から、私はどうしても見たい映画の

リストに入れていたのですが、実際に見た

あらすじや、感想を述べたいと思います。

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岡田准一主演映画【エヴェレスト神々の山嶺】ネタバレ!

待ちに待った「エヴェレスト神々の山嶺」をやっと見ることが

できました。

 

ここから先は、かなり具体的な映画の内容や残酷な描写も

含まれる可能性があるので、内容を知りたくないかたは

お控えください。

 

尚、映画の感想はあくまでも私が勝手に思ったことですので

実際と異なる表現をしている可能性もありますので、ご了承ください。

 

けれど、自分が本当に思ったことを書きたいと思います。

 

小説はだいぶ前に読んでいたので、内容は大体想像が

ついていたのですが、一体どのようにあの小説の迫力を

実際の映像で表現するのかが、とても楽しみでした。

 

まず、冒頭の部分で角川映画40周年特別作品というような

テロップが流れてきたので、これは期待ができると思いました。

 

その後、映画が始まりますが、最初の部分は小説と同じように

岡田准一演じる、フリーカメラマンの深町誠は知り合いの

編集者からエベレストの写真集を出さないかと誘われて

編成されたエべレスト登山隊の中にカメラマンとして

同行していました。

 

(原作の内容についてはこちらをどうぞ)

 

しかし、2人の隊員が滑落死をしてしまったため、計画は

中止となり、深町の写真集もボツになってしまいました。

 

深町は、今回のエヴェレスト遠征のために多額の借金を

していたため、どうしても写真集を出す必要がありました。

 

しかし、どうしても取り合ってもらえずに、あきらめるしか

ありませんでした。

 

ネパールのカドマンドゥを彷徨っていると、たまたま一軒の

古道具屋のウィンドウに飾ってある、一台のカメラを見つけます。

 

プロのカメラマンであり、また登山家でもある深町はそのカメラに

興味をひかれます。

 

何故なら、そのカメラの製造された年代は、もしかしたら

1924年6月8日にエベレスト山頂付近で、行方不明になった

イギリスの登山家ジョージ・マロニーのものかもしれなかったのです。

 

もしも、そのカメラにジョージ・マロニーがエベレスト登頂を

証明するフィルムが残っていたら、初登頂の歴史が塗り替えられる

かもしれない大スクープになる可能性がありました。

 

深町は、詳しい知人のアドバイスを受けてそのカメラを購入します。

 

しかし、その直後に阿部寛演じるビカール・サンと名乗る日本人が

店にやってきて、それは自分が盗まれたものだと主張して、

そのカメラを持って出て行ってしまいます。

 

深町はすぐにその日本人は死亡したと思われていた

伝説の登山家羽生丈二だと気づきます。

 

しかし、深町が呼んでも無視をしてそのままどこかに行って

しまいます。

 

ここで深町は、羽生丈二が大切にしているカメラが、ジョージ・

マロニーのものだと確信します。

 

早速、深町は日本の編集者に連絡をして、羽生丈二とカメラに

ついて調べる協力を頼みます。

 

最初は、乗り気ではなかった編集者でしたが、深町の熱意に

押されて許可をします。

 

同時期に、深町に羽生丈二を探しているという女性、尾野真千子

演じる、岸涼子から連絡がきます。

 

そして、2人はカトマンドゥに羽生丈二を探しにいきます。

 

映画に出てくるカトマンドゥは大勢の人で、とても混雑をしていて

人々の熱気が伝わってきます。

 

岸涼子が羽生丈二を探している理由は、羽生は昔自分の

恋人だったからです。

 

羽生丈二は以前、涼子の兄、岸文太郎のザイルパートナー

(登山のパートナー)でしたが、滑落事故により文太郎が

亡くなってしまってから、涼子の心の支えになっていました。

 

 

羽生丈二は、以前日本の山岳隊の一員としてエヴェレスト

南西璧からの登頂を目標にしてきましたが、1番目のアタック隊員に

選ばれなかったため、勝手に下山をしてしまいます。

 

そのことが原因で、日本の山岳隊から追放されていました。

 

その後、羽生丈二は単独行をするようになっていましたが、

7年前に羽生丈二は登山の途中で行方不明になり

死亡したものだと思われていました。

 

涼子は、死亡したと思っていた羽生が生きていることを知り、

早く会いたい気持ちがあふれ出ていました。

 

深町に声をかけた現地の少年が、羽生の居場所を突き止めます。

 

深町は、オフロード車で、羽生が住む山の奥地に向かいます。

 

そこには古びた1件の家が、ぽつんと建っています。

 

家の外にいた、アン・ツェリンという老人が家の中にいる羽生を

呼び出します。

 

羽生が家の中から出てくると、涼子に気づき、家の中に入る

ように言います。

 

涼子が中に入ると、1人の赤ちゃんを抱いた女性と男の子が

座っています。

 

羽生は正直に3人は自分の妻と子供たちだと告げます。

 

3年前に、遭難して瀕死の状態だった羽生を助けてくれたのが、

この家族だったというのです。

 

そのことを聞いた涼子は、羽生に絶対に危険なことはしないでと

約束をして、その場を去ります。

 

しかし、深町は違う目的でこの場にいました。

 

深町は、涼子が家から出るとすぐに、入れ替わりで家の中に入り、

アイゼンを研ぐ羽生に次の目的は何かを問いただしします。

 

深町は、羽生が言わなくても何を考えているのかが分かっていました。

 

それは、エヴェレスト南西璧、無酸素、単独、厳冬期という、今だに

だれもが達成をしたことがない無謀な挑戦でした。

 

深町は、エヴェレストのベースキャンプ付近に、羽生が必ずくると信じ

待っています。

 

羽生がもし不可能と言われるエベレスト南西壁アタックの成功を

カメラに収めることができれば、深町はカメラマンとして有名に

なれる可能性もありました。

 

そこにアン・ツェリンと一緒に羽生がやってきます。

 

深町は、羽生に同行をして写真を撮りたいと頼みます。

 

羽生は勝手にしろと言い、同行を許します。

 

羽生と深町は、ほとんど垂直に見えるエヴェレスト南西璧に

向かって登り始めます。

 

最初は深町も羽生の後をしっかり追いながら、写真を撮って

いましたが、そのうち斜度が急な岩場になると、思うように

進まなくなります。

 

そして、深町は落石に当たり滑落してしまいロープで宙吊り

になってしまいます。

 

もうその場所は、標高7000mを超えた場所。

 

しかし、深町が身動きが取れずにいると、羽生丈二が深町の

ところまで下りてきて、深町を担いで次の休める場所まで

登ってしまいます。

 

そこで一夜を明かしますが、そこは落石の多発地帯で、

危険な目にあいますが、何とか無事に朝を迎えます。

 

そこから頂上までは、本当の垂直壁になり深町はその場所で

羽生を送ります。

 

深町は、羽生をレンズで追いますが、天候が急速に悪化し

あっと言う間に羽生が雲の中に消えてしまいます。

 

その後、羽生が戻ってくることはありませんでした。

 

やはり、南西璧からの登山は無理だったのでしょうか?

 

日本に帰った深町は、編集者に勤める宮川に羽生が遭難したことを

告げます。

 

羽生を失った悲しみと目標を失った深町は羽生を追うように再び

エベレストに向かうことを決心します。

 

涼子もそのことを知ると、何で皆、死んでしまうような山に行くのかが

知りたくてエヴェレストに行く深町に同行します。

 

深町と、涼子、アン・ツェリンはエベレストのベースキャンプ標高5000m

付近に到着をしました。

 

そこから深町は、単独でエヴェレストの頂を目指します。

 

もう少しで、頂上に届くというところで、羽生の時と同じように天気が

悪化し風向きが大きく変わります。

 

深町に、台風のような強風が襲います。

 

アン・ツェリンと涼子が無線で深町に戻るように指示を出すのですが、

深町は、何かにとりつかれるかのように登り続けます。

 

体がだんだん動かなくなった深町が諦めかけたとき、羽生の声を

聞きます。

 

その方向を見ると、そこには目を見開き座った状態で、冷凍状態の

羽生の遺体がありました。

 

その近くに落ちていた羽生のメモには、まるで深町が登ってくることが

分かっていたかのように、深町に向けたメッセージが書いてありました。

 

羽生の言葉は、決して諦めるな、「足が動かなくなったら、手で歩け、

手が動かなくなったら、指で歩け、指が動かなくなったら、歯で噛んで

歩け、歯が動かなかなくなったら、目で歩け、目が動かなくなったら、

心で想え」でした。

 

そのノートには、羽生の登頂を成功したことが記されていました。そして、

ジョージ・マロニーの遺体が羽生のすぐ近くにあり、マロニーの

かばんの中に、歴史を塗り替えるかもしれないフィルムが入っている

というのです。

 

しかし、深町は羽生に話しかけ、もうそれは必要がないと伝えます。

 

そして、深町は必ず生きて、必ず羽生を迎えにくると約束をして

下山をします。

 

ベースキャンプでは、涼子とアン・ツェリンが深町の無事を祈りながら

双眼鏡で、探しています。

 

そこに、ふらふらになりながら下山している深町を見つけます。

 

深町は、まるで羽生が乗り移ったかのような、強い意志で無事に

ベースキャンプに戻ってきたのでした。

 

岡田准一主演映画【エヴェレスト神々の山嶺】感想

映像は、とてもリアルなのですが、ストーリー展開は淡々としている感じで、

正直、冒頭の部分では、気持ち的に映画に入りこむことができませんでした。

 

最近、ヒットを出し続けていた岡田准一の映画も今回は、だめだったかな?

と思ってしまいましたが、実際の登山のシーンはかなり迫力があり、

実際に山の恐怖が伝わってくるようでした。

 

特に、阿部寛の演じる羽生丈二は素晴らしく、ピッケルやアイゼンを氷壁に

突き刺して壁面を登るシーンは力強く、伝説の登山家のイメージ通りだと

思ってしまいました。

 

登山用品 についてはこちらのページで見ることができます)

 

ちょっと怖い話ですが、よくヒマラヤの山々には本当に遭難者の遺体が

ごろごろしていると聞いたことがあります。

 

その辺もリアリティを出すためにあえて、残酷なシーンを使ったのかもしれません。

 

私も映画を見て、安易な気持ちでヒマラヤ登山に行ってはいけないなと

心から思ってしまいました。

 

ちょっと分かりにくい評価だと思いますが、俳優陣のファンの方々は楽しめると

思いますが、実際に登山などに興味がない方は、ドラマ的なストーリでいうと

もしかしたらつまらなく思うかもしれません。

 

しかし、実際の登山シーンは本当に迫力があり、実際に登山で高度を上げて

いく地味で過酷なところもうまく表現ができていました。

 

私の評価は5点満点にすると3点です。しかし、登山シーンは4.5点です。

 

登山に興味のある方は是非、迫力のある劇場で見てください。

 

3月18日追記

公開日から約1週間が過ぎ「エヴェレスト神々の山嶺」を観た方の

感想をよく見るようになりました。

 

残念ながら中でも多く目についたのは、「ストーリーがよく分からない」、

「主人公が誰なのかよく分からない」、「ホラー映画のようで怖い」などが

多く見られました。

 

私は原作を読んでいますが、確かにあれだけの大作を2時間ちょっとの

時間にまとめるには無理があったのかもしれません。

 

しかし、俳優陣が実際にエベレストのベースキャンプ付近でロケを

行ったことは事実で、過酷な撮影の中、今回評価の高い阿部寛の

迫真の演技につながったのではないでしょうか?

 

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